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英語で使われている単語等にはいろいろな意味があります。それを明快に楽しく解説しています。
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英語・車にのる

クルマをバックさせるときに、よく、「オーライ、オーライ」という合図を送ることがある。このオーライとは、英語の「Allright」(万事オーケー)のこと。すっかり日本語化しているので、勘違いする人はいないだろうが、「すべて右」のことではない。ただし、「正しい」と言う意味で広く使われているこの「right」、もともとは、「右」(right)と言う意味からうまれたものだった。
昔から、右利きの人が圧倒的に多かったこと、あるいは、聖書に「知恵者の心は右にあり」という一文があったために、いつしか「右手」は「正しい」という連想が生まれたとみられる。
また古代ローマでは、「右側には神々が宿り、左側には悪霊が宿る」という信仰があり、公共の建物には右足から入らなければならない、というルールまで定められたという。
そんな“右側信仰”からやがて「right hand」(右手)と言えば「正しい」ことを、「get off on the right foot」(右足から踏み出す)と言えば、「出足好調」を意味するようになったのだある。


英単語・イエロー

英語の「イエロー(yellow)」は、さまざまな場面で否定的に用いられることが多い。そのほかにも、「イエロー」は「臆病、卑怯、めたみ深い」などの意味で使われるが、これは、最後の晩餐で、裏切り者のユダが着ていた服が黄色だったという言い伝えがあるため、「最後の晩餐」を描いた数々の絵の中でも、ユダだけが黄色い服を着せられていることが多く、これが卑怯者=イエローの連想を定着させたとみられる。
また、「イエロー」は「扇動的で低俗なジャーナリズム」の意味でも使われる。これは、19世紀末、「ニューヨーク・ワールド」と言う新聞に、カラー漫画「The Yellow Kid」が掲載されたことに関係している。当時、同紙は独自の調査の結果、読者の注意を最も引き付ける色は黄色だったことから、黄色い服を着た子供のキャラクターを漫画に登場させたと言う。このことから、人目を引くセンセーショナルなジャーナリズムを「イエロープレス(yellow press)とか、「イエロージャーナリズム(yellowjournalism)と呼ぶようになった。
 

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