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英語で使われている単語等にはいろいろな意味があります。それを明快に楽しく解説しています。
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英語・慣用句
英語で「レディース・アンド・ジェントルマン」はレディーファストとは無関係!
「Ladies and gentleman!」(紳士淑女の皆さん)は、演説で聴衆の注意を引く時に使われる定番のセリフ。日本語の「紳士淑女」とは反対に、レディーを先に言う。といってもこれ、欧米のレディーファーストの習慣とは関係ない。ではなぜ、レディーが先に来るかというと、語源をたどればその理由がわかる。
「lady」という言葉は、もとは「パン(loaf)をこねる人」という意味の単語で、それがやがて「主婦」の意味に転じ、さらに「淑女」「貴婦人」を表すようになった。
一方、「LADY」に対応する「load」は、元来「パンを守る人」の意味だったが、やがて「神」「君主」の意味に転じ、「lady」とは意味の上で対応しなくなった。
そこで、「lady」は「gentleman」(紳士)と一緒に使われるようになったのだが、言葉の格では「lady」が上であるため、この語順になったのである。

英語でくしゃみをしたとき「神のご加護がありますように」というのはこんな迷信から
日本では、くしゃみをすると、「誰かにうわさでもされているんじゃない」とからかわれることがある。「くしゃみが1回ならいいウワサ、2回なら悪口、3回なら惚れられる、4回なら単なるくしゃみ」という言い回しもある。
一方、欧米では、人がくしゃみをしたとき、「Bless you !」「God bless you!」(神のご加護がありますように)という慣用句を使って、「お大事に」という気持ちを表現する。
くしゃみくらいで大げさな、という気がしないでもないが、こういうふうに言われるようになったのは、かつて、くしゃみをする人には何か危険が差し迫っている、と信じられていたからだ。
さらに時代が下ると、くしゃみをすると、魂が体から出て行って、代わりに悪魔が入ってくると信じられるようになった。とくに、疫病が流行している時代には、くしゃみをした人がばたばたと息絶えていくことが多かった。それで当時の人々は、くしゃみをすると、すぐに命を落とすのではないかと恐れたのだ。
そのため、ローマ教皇グレゴリウス1世(540~604年)は、くしゃみをした人に、神のご加護があるように祈ることを命じた。それが定着してできたのが、この慣用句だ。
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