使い方に気をつけたい英単語
実現可能の「たぶん」に「maybe」は使わない
日本人は自分の意見を言う時、はっきり断定することを好まない人が多い。「
~と思います」とか、「~のようです」「~みたい」という言葉遣いに、それが
よく表れている。
ところが欧米文化では、はっきり断定することを好む。日常会話のかなで、日
本風にこの表現を使うと、相手に不信感を与えることになるのだ。
例えば、休日に遊びに来ないかと誘われたような時、日本人なら、「多分大丈
夫、いけるよ」というつもりで、
I think it may be OK.
と返事すると、相手の人に、何てはっきりしないやつだと受け取られてしまう
。
「may be (it may beの短縮型)」には「可能性が五分五分。あるいはそれ以下」と
いうニュアンスがあり、日本語の日常会話で使われる「たぶん」より、実現性が
薄いのだ。
こんなケースで使う「たぶん」は、「probably」 のほうが相応しいだろう。これ
で可能性が80%以上あるときの表現になる。
「ring up」 は「電話をする」という意味だけじゃない
「Ring up」 というと「電話する」という意味があり、
Ring up my wife.
といえば、「妻に電話する」という意味になる。でも、アメリカでは「電話をす
る」は「 call」 を使うことが多く、この言い回しを使うことは少ない。
その代わり、スーパーのレジの近くなどで、この文字を目にするとこがある。
例えば、
Sale prices will automatically ring up at the register.
(セール価格は自動的に計算されます) という具合だ。
この場合は電話とは一切関係ないので、お間違いなく。
所有格の「ー's」と「of」の使い分け方に注意
「私の兄の家」というような場合の「~の」は、「~'s」を使って、
My brother's house
と表現する。でも、これはあくまで生物の場合のみ。いくつかの例外を除いて、
生物以外のものの場合は、「of」を使うのが基本なのだ。
例えば、
the window of the house. (家の窓)
the leg of the table. (テーブルの脚)
といった具合である。
例外となるのは、 市や国、地域などの場合、乗り物の場合、学校や会社など
の人の組織の場合、時間を表現する時。これは「~'s」の形を使うことができる。
Japan's population (日本の人口)
yesterday's newspapaer (昨日の新聞)
となるわけだ。
「~したほうがいい」という時に「had better」 は「×」
「~したほうがいい」を表現したい時、had betterを使うことが多い。
だが、実際は「~したほうがいい」は「had better」ではなく、「should」をつかった
ほうがいい。
「had better 」は本来、「~をしないと大変なことになるぞ」というニュアンス
で使われ、つまり、「should」より危機感が強い表現なのだ。
例えば、
You should call your mother. は「お母さんに電話しておいたほうがいいよ」
You'd better call your mother. では、「電話をしておかないと後で大変
なことになるよ」という意味が含まれるのだ。
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