英語で使われている単語等にはいろいろな意味があります。それを明快に楽しく解説しています。
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 英語圏とは違い日本の市町村はゴミの分別にうるさく、生ゴミ、粗大ゴミ、不燃物、リサイクルゴミなど、何種類にも分けなくてはならない。一方、英語圏はというと、ゴミを表す言葉はそうは多くない。 海外旅行に行くと、現地の子供たちから「サヨナラ」とか「スキヤキ」「サムライ」などと、突然“あいさつ”されることがある。どれも、日本語が外来語として新党した有名な例で、ほかにも「ツナミ(tsunami)」、「カラオケ(karaoke)」、「スシ(sushi)」などの日本語は、そのまま英語として通じる。 PR
英語で「ストライキ」は労働争議の意味で、野球の「ストライク」とは、まったく違った場面で使われる単語だが、英語で書くと、どちらも「strike」。同じ単語である。
「strike」には、「打つ」とか「攻撃する」という意味があり、日本では、経営陣を攻撃して打撃を与える時には「ストライキ」、野球で投手が投げ込めば、「ストライク」という。 なぜ、同じ単語が、日本では違った発音で定着したのかは、はっきりしない。また、野球のスコアブックでは、三振の記録を「K」と記すが、これは「strike」のうちの「K」からきたもの。三振を次々にとる投手を『ドクターK』(Dr.K)というのも、ここからきている。 では、なぜストライクの頭文字「s」ではなく、「k」が使われているかというと、野球用語には、セーフ(safe)、盗塁(steal)、犠打(sacrifice)のように、「s」で始まる言葉が数多くあるため、混同をさけてのことだという。 英語で財布のことを、「ワレット(wallet)」、あるいは「パース(purse)」というが、これにははっきりした違いがある。 「ワレット」と言った時には、男性の札入れや財布を指し、女性用財布を「ワレット」というと、間違いになる。 一方、「パース」は、主に女性のハンドバッグやがま口を指す。だから、男性が自分の財布を「パース」というのはおかしい表現になる。もっとも「パース」には、ほかに資金や資力、さらには贈与金、寄付金といった意味もある。このときは、男性が「パース」を使ってもかまわない。 このように、「ワレット」と「パース」を使うときには注意が必要なのである。
英語で「グラマー」と聞いて、真っ先に「英語の文法」を連想する人は、英語がそうとう得意な人だろう。たいていの人は、マリリン・モンローのような「グラマー女優」を思い浮かべるはずである。この二つの「グラマー」、英語ではまったく別の単語である。文法は英語で「grammar」で、女性の豊満なスタイルは英語で「glamour」なのだ。アルファベットで「r」と『l』の発音の区別ができない日本人が、同じように発音するだけなのだ。
もっとも、この二つの英単語の語源をたどると、同じ語に行きつく。文法の「grammar」は、ギリシャ語の「techne grammatike」が起源で、「読み書きの技術」の意味。これがラテン語、古フランス語を経由して、14世紀ごろ「ラテン語の文法」という意味で英語に取り入れられた。 その一方、昔の人にとって、書物や文字を読み解くことは、魔術のように魅力的だったことや、実際に占星術などの知識が書物を介して伝わっていたこともあって、英語の「grammar」の変形「gramarye」がずばり「魔術」の意味で使われるようになった。それを、18世紀のスコットランドの詩人らが、英語で「glamour」として使うようになり、やがて魔法のように男性を惑わす女性の魅力を指す語として定着したというわけである。 |
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