忍者ブログ
英語で使われている単語等にはいろいろな意味があります。それを明快に楽しく解説しています。
[14] [15] [16] [17] [18] [19] [20] [21] [22] [23] [24]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

英語で結婚式

「結婚式」のことを、英語では「マリッジ」や「ウェディング(wedding)」という。日本人には、「ウェディン・グドレス」「ウェディング・ケーキ」のほうが身近だ。「ウェディング」は「結婚する」という意味の「wed」が名詞化したものだが、「wed」の本来の意味は「掛け金」あるいは「保証金」だった。
かつて、古代ゲルマン社会の結婚では、花婿側が花嫁側にお金を払う習慣があったため、結婚に際して、保証金を必要としたのだ。
こうして結婚時に保証金をはらっていくうちに、「wed」には「約束する」「誓う」と言う意味が生まれ、「結婚する」こと自体を指すようになったのだ。
「掛け金」と聞くと抵抗があるが、その本質は「約束する」「誓う」なのだから、「結婚」の意味にピッタリだったというわけだ。

PR

英単語・由来・語源

英語で「今日」「今晩」「明日」は、それぞれ「トウディ(today)」「トウナイト(tonight)」「トウモロウ(tomorrow)」となる。いずれの単語の頭にも「to」がつくが、これは偶然ではない。「today」 「tonight」 「tomorrow 」は、いずれももとは2つの単語で、副詞的に使われていた。つまり、「to day」で「昼に」、「to night」で「夜に」、「to morrow」で「朝に」というように使われていたのだ。
それが頻繁に使われるうちに、たとえば「to day」は、まず、「-」がついて「to-day」となり、やがて「today」というひとつの単語になったのだ。
また、「to day」はもともとは「昼に」と言う意味だったが、電気のない時代は、昼にたいていのことをすませたため、そこから「今日」という、より広い意味に変化した。


英単語・由来・語源

列車やホテル、レストランの予約を取り消すことを、英語では「キャンセル(cancel)」という。この「キャンセル」は、ラテン語の「canceli」からうまれた言葉だが、もとのラテン語に「取り消す」という意味はなかった。
ラテン語の「canceli」は「格子」を意味したのだが、「格子」を意味する言葉が「取り消し」の意味になったのは、当時の筆写事情による。
かつて、紙は貴重品だった。だから、書き損じたときには、今のようにクシャクシャと丸めてすてるなんてとんでもない話で書き損じた部分に「×」という二重の×印をつけて使用した。この二重の×印が格子状であるところから、「×」は「canceli」と呼ばれるようになった。
この取り消し印を表すラテン語の「canceli」が、やがて「取り消し」を意味するようになり、英語にもなった。

英語・グランドスラムとは

 スポーツニュースを聞いていると、ときどき「グランドスラム(grand slam)」という言葉が耳にはいってくる。野球では、満塁ホームランが飛び出すと「グランドスラム」、テニスでは、全英、全米、全仏、全豪の4大会すべてに優勝することを指す。ゴルフなら、全英オープン、全米オープン、全米プロ、マスターズのすべてに優勝することを言う。
 しかし、このグランドスラム、もとはスポーツの言葉ではなく、トランプのブリッジで全勝することをこう呼んでいた。
 「スラム」にはピシャンと打つという意味があり、そこから「スラム」だけでもブリッジでの全勝を指すようになった。これに「豪勢な」という意味の「グランド」が加わり、ほかの世界でも、ひとりで圧倒的に勝利することを「グランドスラム」というようになったのだ。

英語・エチケット

 礼儀・作法のことを英語で「エチケット(etiquette)」と言うが、これはフランス語の「エチケット(etiquette)」から生まれた言葉。フランス語の「エチケット」には、もともと、「荷札」や「名札」という意味があり、たとえばワインのラベルのことをフランス語では「エチケット」と呼ぶ。その「荷札」「名札」を意味する「エチケット」に、「礼儀」「作法」の意味が加わったのは、フランスの貴族社会の影響といえる。
 フランスの貴族社会には、位階や順位を表した札「エチケット」があった。貴族社会では、位階の上下を守らなければならず、相手の位階のついた札を見ながら、礼儀にかなう振る舞いをした。そこから、「エチケット」に礼儀・作法の意味が生じたのだ。
 あるいは、フランスの兵士社会から生まれたとする説もある。兵士が宿舎に泊まるとき、宿泊心得を書いた札のようなものが出された。これが「エチケット」で、そこから礼儀や作法も「エチケット」というようになったとも言われる。



忍者ブログ [PR]
スポンサード リンク
アクセス解析
MicroAd
アクセス解析