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英語で使われている単語等にはいろいろな意味があります。それを明快に楽しく解説しています。
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英単語・レモン
日本では、「ファーストキッスはレモンの味」などと言われるように、レモンといえば、初々しく、さわやかものの代名詞となっている。
ところが、英米人にとってのレモンはというと「さわやか」というより「すっぱい」イメージが先に来る。それだけでなく「レモン(lemon)」と言う単語でズバリ「欠陥品、不良品」を指すこともあるのだ。
たとえば、「This washing machine is a lemon.」と言えば、「この洗濯機は、故障ばかりしている」と言う意味。とくにアメリカ英語では、「レモン」がそのまま「欠陥車」を指す。「I bought a lemon」(欠陥車を買っちゃったよ)といった具合だ。
さらに、「レモン」を人に対して使うと、「いやなやつ」「魅力のない女」という意味にもなる。「She is a lmon.」「かわいいレモンちゃん」というほめ言葉ではなく、「彼女は魅力的ではない」という悪口だ。
ちなみに、これと正反対に使われるのが、「ピーチ(peach)」。「ピーチ」には「やさしくて、頭がよくて、素敵な人」という意味があり、「She is a peach.」と言えば、「彼女はとてもすてきな女性だ」と言う意味になる。

英単語・食事
「食事」という意味の英単語は数多くあるが、代表的なのは「フード(food)」「ディッシュ(dish)」「ミール(meal)」の3つ。これらの単語はそれぞれ意味が違う。「ファーストフード」「スローフード」のように使われる「フード」は、食物を意味する一般語で、「人間や動物が生き続けるのに必要な食べ物」といった意味。「主食」(staple food)、「粗食」(poor food)のように使う。また、「ジャパニーズ・フード(Japanese food)」(日本食)や「フレンチ・フード(French food)」(フランス料理)というときにも、この単語を使う。
「メインディッシュ」(main dish)」(主菜)、「サイドディッシュ(side dish)」(副菜)のように使われる「ディッシュ」は、「皿に盛った料理」を思い浮かべるとわかりやすい。ステーキやサラダのように、料理の種類を具体的に指す言葉。
「ミール」は、朝食、昼食、夕食のように、一定の時間にとる食事のことだ。

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英単語・cookとは
日本では、洋食系のレストランで料理する人のことを「コック」さんと呼ぶ。ところが、欧米のレストランで「コック」と発音すると、まったく違う意味になってしまう。「コック」は「cook」、すなわち「オンドリ」のこと。それくらいの間違いならまだしも、隠語では「ペニス」のことを指すから、うっかり使うと大変な誤解を招く。
では、どう発音するのが正しいのかと言うと、「cook」すなわち「クック」だ。ただし、きを付けたいのは、、英語で「クック」というと、必ずしも職業的な料理人を指すわけではなく、「料理をする人すべて」を指すことだ。たとえば、知人の家に招かれて料理をごちそうしてもらったとき、「ごちそうさま」に近い意味で、「You are a good cook」などという。この場合などは、相手が日本でいうコックさんでなくてもかまわない。
英語で職業的な料理人を言うときは、フランス語からの借用語である「シェフ(chef)」を使うことが多い。
ただし、シェフは本来「料理長(英語のチーフ・chief)」の意味なので、料理人チームのあいだでは料理長のことだけを指すことが多い。

英単語・welldone
ステーキ店に行くと、決まって「焼き方はどうなさいますか」と聞かれる。そんなとき、一般的には、生に近いほうから「レア」「ミディアム」「ウェルダン」のどれかを指定すればよい。最近は、レアとミディアムの仲間の「ミディアムレア」を指定できる店も多くなった。欧米では、これらに加えて、レアよりさらに生に近い「ベリーレア」や、ミディアムとウェルダンの中間の「ミディアムウェルダン」を指定できる店が多い。日本では牛肉が高くて、あまり厚い肉が使われないのに対し、欧米では、3センチはありそうな分厚い肉が使われるので、その厚さに応じて、焼き方の細かい分類があるのだ。
焼き加減の目安は、「レア(rare)」が、肉の表面に中から血がにじみはじめたくらいの状態。表面のみを焼いた「カツオのたたき」のような状態と思うといい。
「ミディアム(medium)」は、中心だけが生に近い状態で、文字どうり、レアとウェルダンとの「中間」。ウェルダンは「well-done」(よく焼けた)と綴り、中心部まで十分火が通った上体を指す。
なお、この「ウェルダン」は、「よくやった・でかしたぞ」の意味でも使われ、先生が生徒たちに向かって「ウェルダン」などとほめることがある。

英語・発音しない「K」
日本語では、「こんにちは」を「ちわっ」と言ったり、「このやろう」を「のやろう」のようにいうことがある。もともとあまり強い発音ではない「こ」が、言葉の中の「の」などに吸収され、省略されたのである。
英単語の「ノウ(know)」の「k」の字が発音されないのも、これと同じ理屈だ。「know」のほかにも、英語には、「ナイフ(knife)」や「ナイト(knight)」(騎士)など、頭の「k」を発音しない単語が数多くあるが、「k」という子音は、弱い音なので消えてしまったのだ。もともとはちゃんと発音される綴りだったのだ。
11世紀以前の古英語の時代には、「k」という字がなかったので、変わりに「c」が用いられ、「know」は「cnawan」、「knife」は「cnif」、「knight」は「cniht」と綴られていた。そしてそれぞれ「クナーワン」「クニーフ」「クニヒト」と発音されていたのだ。だが、、言葉は口に上るうちに変化していくもの。発音しにくい音、発音の弱い音が消えていくのは、自然の流れだ。「k」の場合、日本語の「く」のように母音を伴わないため、「n」とのつなぎが難しく、結果的に発音が省略されるようになったともられている。

英語・迷惑メール
インターネットは、買い物にも調べ物にも便利だが、反面、広告や勧誘などの迷惑メールである「スパムメール」にイライラしている人も多いだろう。放っておくと、一日に何十通ものスパムメールがやってくる。
この「スパムメール」、単に「スパム」ともいい、「spam」と綴る。その由来は、「SPAM」という豚肉の缶詰の商標だ。
この缶詰は、広く売られていて誰もが知っている人気商品。それゆえに、「モンティー・パイソン(Monty Python)」というコメディー番組の中でネタにされてしまった。そのコメディーは、レストランに入った夫婦が注文をしようとすると、周りの人が「スパム、スパム、大好きなスパム」と連呼すというもの。これが大うけだったようで、ここから「連呼する」「繰り返す」との意味になり、やがて何度も送られるメールが「スパムメール」と呼ばれるようになったと言う。
もっとも大迷惑だったのが、この商品の発売元である食品会社だ。わざわざウェブ上で「商品のスパムは大文字、スパムメールのスパムは小文字です」と書いてあるとか。実に気の毒な話である。



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