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英語で使われている単語等にはいろいろな意味があります。それを明快に楽しく解説しています。
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英語にない日本語
外国でホームステイをしたとき、日本人がきまって疑問に思うことがある。食事の前の「いただきます」を英語ではどう表現するのか、という問題だ。「いただきます」は、食材への感謝の気持ちを表すための大切なあいさつ。
日本で生まれ育った人なら、こういうあいさつ抜きに食べ始めるのは、失礼にならないかと心配になるのも、もっともな話だ。
ところが、英語には「いただきます」にあたることばがないのだ。食前の祈りをすることはあるが、それは一般家庭ではクリスマスなど限られたときだけのことで、ふだんは何も言わずにいきなり食べ始める。
そこで、何も言わずに食べ始めるのに違和感を覚えるという人は、友達同士なら、「レッツ・イート(Let's eat)」(さあ食べよう)とこえをかけたり、ホームステイ先にいるなら、「ディス・ルックス・デリシャス(This looks delicious.)」(おいしそうですね)、「サンキュー・フォー・プリペアリンぐ(Thank you for preparing the meal)」(食事を作ってくれてありがとう)などというといいだろう。決まり文句ではないが、これで自分なりの感謝の気持ちを表現できる。

 

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香港・英語

英語の通じる国の一つに、香港がある。長くイギリスの支配下にあった影響で、香港には英語を話せる人が非常に多い。といっても、大卒の「ホワイトカラー」層が話す流暢な英語から、文法にとらわれないブロークンなものまで様々だ。
また、カントン語の影響で、発音に独特のくせがあり、日本人には聞き取りにくい面もある。特徴的なのが、音節単位のリズムで発音するところ。英語を母国語としている人々(アメリカ英語など)は、単語や文の長さに関係なく、一定の間隔でアクセントをつけるが、香港英語は音節ごとにアクセントが現れる。聞いていると、マシンガン・トークのようなせわしない印象をうけるのはそのためだ。
もうひとつ特徴的なのが、語尾の子音の発音をしないことが多いこと。とりわけ、香港の人たちが苦手にしているのが、語尾に子音が二つ続く発音で、イースト(east)は「イース」に、リスト(list)は「リッシー」のように発音される。
また、広東語には、舌や唇を使って息を止めるという発音法があるため、英語の語尾の子音、p,k,d,g,も実際には発音せず、ただ息をとめているだけになる。「stop」が「ストッ」、「bad」が「バッ」となる発音がそうだ。

英語で「コーチ(coach)」と聞くと、日本人には、スポーツの指導者くらいにしか思い浮かばないが、アメリカやイギリスでは、「バス」という意味でも広く使われている。
なぜ、「コーチ」という単語に、関係なさそうな二つの意味があるのだろうか。「コーチ」の語源は、ハンガリーの町コチュ(Kocs)にある。この町では、その昔、豪華な四輪馬車が造られており、やがて町の名がそのまま「馬車」を意味するようになった。それが、ドイツ語を経由して英語となり、1550年ころに「coach」という綴りが登場する。
やがて19世紀、鉄道の時代に入ると、馬車だけでなく、客車もコーチと呼ばれるようになり、さらに20世紀になると、乗用車や長距離バスも、コーチと呼ばれるようになった。
一方、19世紀のイギリスでは、家庭教師のこともコーチと呼ぶようになり、1880年代にはスポーツのコーチを指すようにもなった。これは、人を指導するものは「人を目的地まで運ぶ」という点で、馬車などの乗り物と共通していたからである。

オーストラリア英語
オーストラリアの家庭にホームステイすると、帰国の際、こんなことを言われてびっくりするかもしれない。
「ユー・アー・ゴーイング・ホーム・トゥダイ」
「トゥダイ」を「to die」と受け取ってしまうと、「帰国して死ぬ」の意味になり、ドッキリしてしまうのだが、実はこれ、オーストラリア英語の「トゥデイ(today)」のこと。オーストラリア英語の特徴を示す典型的な一例だ。
オーストラリア英語は、イギリス英語と類似点が多く、意味を理解できないような発音はそれほど多くない。とはいえ、この例のように、独特の発音をするものや、オーストラリアでしか用いられない語彙が混じることはある。
日本人にも有名なのは、「ハロー」の代わりに、「Good Day」の縮まった「グッダイ(G'Day)」を用いること。また、「Nice」を「ノイス」と発音したり、相手の話に相づちを打つときに、「Fair go.」と言ったりする。
また、お茶は「cup of tea」が縮まった「cuppa」で表現。「Let's have a cuppa」(お茶にしよう)という風に使う。



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