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英語で使われている単語等にはいろいろな意味があります。それを明快に楽しく解説しています。
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英語版・日本文学

日本が誇る村上春樹の作品は、アメリカやイギリス、フランス、ロシア、中国などで大変な人気を博しており、各国の書店に行くと、『Norweigian Wood』(ノルウェイの森)、『Dance,Dance,Dance』(ダンス・ダンス・ダンス)、『A Wild Sheep Chase』(羊をめぐる冒険)などの翻訳書が、ずらりと平積みにされている。

ノーベル文学賞を受賞した川端康成も、海外での評価が高い。『Snow Country』(雪国)や『The Izu Dancer』(伊豆の踊り子)などが有名だ。

その他に、英語に翻訳されている文学作品のタイトルの一部をあげると、太宰治の『No Longer Human』(人間失格)、松本清張の『Points And Lines』(点と線)、三島由紀夫の『After The Banquet』(宴のあと)、夏目漱石の『And Then』(それから)など。
 
島崎藤村の『Essays In Idleness』(徒然草)、清少納言の『The Pillow Book』(枕草子)などは、原題より英語タイトルのほうが、むしろわかりやすいくらいだ。
 鴨長明の『The Ten Foot Square Hut』(方丈記)は、方丈(一文四方の庵)=約3m四方=約10フィート四方ということからついたものだ。

英語版・日本の歴史上の事件

知っているようで意外に知らない英語の表現といえば、日本の歴史上の事件。訳語を知っておけば、話のネタとして便利だ。

例えば、日本の武士道の精神といわれる「赤穂義士討ち入り事件」は、「Fourty-Seven Ronin Incident」。「インシデントは(Insident)」は「重大事につながる紛争、事件」のことだから、「Hnnouji Incident」(本能寺の変)や、「Manchurian Incident」(満州事変)などにも使われる。
 
民衆が起こした地域的な反乱は「アプライジング(uprising)」。室町時代にしばしばおこった農民による「一揆」は「Peasant Uprising」で、江戸時代の「島原の乱」は、「Shimabara Uprising」という。
 
お上に対する謀反や反乱は、「リベリオン(rebellion)」。「Rebellion by Tairano Masakado」(平将門の乱)とか、「Satsuma Rebellion」(西南戦争)などという。
王政復古を表すのは、「リストレーション(restoration)」で、天皇を中心とする新政府が成立した「明治維新」は、「Meiji Restoration」だ。
ほか、「大化の改新」は「Taika Reform」、「応仁の乱」は「Onin War」、「関ヶ原の戦い」は、「Battle of Sekigahara」と英訳される。

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英語にない日本語
日本では、知人の家に呼ばれて食事をしているとき、「どんどんおかわりをしてくださいね」といわれることがある。こんなときは、遠慮せずに「おかわり」をしてみるもの。「おかわり」は、出された食事がおいしいことを伝える表現でもあるからだ。ただし、欧米の食事では、「ヘルプ・ユアセルフ(help yourself)が基本。
英語の授業で「ヘルプ・ユアセルフ・トゥザケイク(Help yourself to the cake.)」(ご遠慮なくケーキをお取り下さいね)などの表現を習ったように、あちらでは食事を自分で好きによそうのが一般的だ。特にアメリカの食卓では、料理が山盛りに出てくるので、「おかわり」を言う必要がそもそもないとも言える。とはいえ、かってによそうことにためらいを感じる場合は、「キャンナイ・ハブサムモア(Can I have some more?)」(もっといただいていいですか)といったり、「おかわり」という意味の「セコンドヘルピング(second helping)」(=seconds)を使い、「Can I have second helping?」(おかわりしてもいいですか?)とたずねればオーケー。
「Sure.」(もちろん)と快く言ってもらえることだろう。

英語にない日本語

朝、家を出るときに「いってきます」といい、帰宅したときに「ただいま」というのは、日本では日常的に交わされるあいさつ。もし、「いってらっしゃい」や「お帰り」の声が返ってこなくなったら、妻の機嫌が悪いか、夫婦生活の危機を考えてみる必要があるだろう。
 ところが、英語には、この「いってきます」「ただいま」にあたる特別な決まり文句はない。といっても、そうしたシチュエーションであいさつをしないわけではなく、日常よく使う言葉を、ここでも使うのだ。例えば、「いってきます」という場面には、「シーユー(See you)」や「シーユーレター(See you later)」(またあとでね)を使ったり、もっと簡単に「バイ(Bye)」や「バイ、マム(Bye,Mom)」などという。送り出す側の「いってらっしゃい」も、これと同じあいさつでオーケー。「ハブア・ナイスデイ(Have a nice day)」といって送り出すこともある。
 帰宅時の「ただいま」は、「アイムホーム(I'm home.)」(帰ったよ)のほか、家族と顔を合わせたとき「ハイ(Hi!)」といえば「ただいま!」のニュアンスになる。
 迎える側は、「ハワズ・ユアデイ(How was your day?)」(今日はどんな1日だった?)などとたずねればよい。

 



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