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英語で使われている単語等にはいろいろな意味があります。それを明快に楽しく解説しています。
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 英語・チェックメイト

チェスでキング(王様)を詰むことを「チェックメイト(checkmate)」という。負けと同義であることから、挫折、失脚、破滅という意味まで持つようになっている。

その「チェックメイト」、「チェック」と「メイト」を組み合わせた言葉のようにも見えるが、全く違う。検査するという意味の「チェック」と、仲間を意味する「メイト」の組み合わせでは、「詰み」という意味にはならない。

英語の「チェックメイト」は、ペルシャ語とアラビア語に由来する。チェスの歴史は古く、原型は紀元前のインドで行われていたチャラトンガという戦争ゲーム。それが、6世紀ごろ西のペルシャに伝わり、さらにはアラビア世界を経て、ヨーロッパに伝わった。
「チェック(check)」は、ペルシャ語で「王」を意味する「シャー(shah)」に由来する。「メイト(mate)」は、アラビア語で「死」を意味する「マート(mat)」にはじまる。ペルシャ語とアラビア語がかけ合わさった「shah-mat」は「王の死」であり、そこから英語化した「チェックメイト」は「詰み」を意味するようになったのだ。


英語・格闘技

ボクシングやプロレスなど、格闘技のマット上を「リング(ring)」という。「決闘の場」という意味だ。「リング」は「結婚リング」という言葉もあるように、元は「輪」という意味。それが「決闘の場」という意味でも使われるようになった理由をめぐっては、意味でも使われるようになった理由をめぐっては、諸説がある。 一つは、18世紀前半のイギリスの社会事情に基づくという説。当時、もめごとが起きたときは、決闘でかたをつけることがあった。このとき、争う両者は、円形の場所で勝負した。「輪(リング)」状の場所で勝負したことから、戦いの場を「リング」というようになったという。
もうひとつは、初期のボクシングの風習から、という説。初期のボクシングでは、ボクサーたちが街から街を流れ歩き、その街の腕自慢と試合をするというスタイルが主流だった。そのとき、試合場をどうこしらえたかというと、何人かの男が輪になるように立ち、彼らが一本のロープを持った。そして、戦いたい腕自慢は、自分の帽子を人で作った輪(リング)の中に投げ込めばよかった。そこから戦いの場が、「リング」と呼ばれるようになったというのだ。

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英語でジャックポット

 宝くじなどで、予想もしない大当たりが出たとき、「ジャックポット(jackpot)」が出たという。このジャックポットと言う言葉は、もともとはトランプゲームのポーカーに由来し、「ポット」とは、1回の勝負に賭けられたお金の総額のこと。
 ポーカーで1回の勝負で大金を得るには、最低でも「ジャック」のカードのワンペア程度は必要だ。そこから、「ジャックポット」という言葉が生まれ、大当たりをするようになった。その後、スロットマシンの世界でも、最高のあたりの組み合わせを「ジャックポット」というようになる。そんな賭博の世界の用語が、宝くじなど、ほかのものにも使われるようになったのだ。


英語でラジャーって何?

 特撮ドラマを見ていると、地球警備隊が、隊長の命令に「ラジャー」と応じるシーンが登場するが、この「ラジャー」、日本独特のものではなく、ちゃんとした英語である。「ラジャー」は、モールス信号に由来する。かつて通信手段として、もっぱらモールス信号がつかわれていた時代、モールス信号の「R」は「了解」という意味で使われていた。
 やがて、モールス信号の時代から肉声による通信の時代にうつってもいっても、「R」が了解を意味するのは変わらなかった。ただ、音声で「アール」とだけ言ったのでは、聞き違いのおそれが出てくる。
 これは、「A」や「B」など、ほかのアルファベットでも同様なので、誤解のない言い方が工夫されるようになった。たとえば、「B」を言うときは、「B」の頭文字を使って「ベーカー」とした。要は、特定の単語で、アルファベットを表現するようにした。その際、「R」は「ラジャー」となったのだ。この「ラジャー」が、やがて通信の世界にとどまらず、幅広く使われるようになったのだ。

英語表現・お菓子

 健康によいということで、世界各地でブームを巻き起こしている日本食。今や「tofu(豆腐)」「sushi(寿司)」「sake(日本酒)」などのように、日本語がそのまま海外で通用する食材も数多くある。
そこで、知っておくと便利なのが、日本人におなじみの和菓子の英語表現。せんべい、ようかん、まんじゅうなどのお菓子は、日本人なら誰もが知っているものだが、それを外国人に説明するのは、意外と難しい。
ポイントは、原料に何を使っているかだ。たとえば、お米でできているせんべいは、「ジャパニーズ・ライスクラッカー」(japanese rice-cracker)」という。
しょうゆ味なら、これに、「with soy sauce」、海苔がついているなら「with seaweed」を付け加える。
ようかんはというと、「スイートビーンペーストジェリー(sweet bean paste jerry)」という。「ビーンペースト」が「あん」の意味だ。従って、まんじゅうは、「バン(bun)」(ロールパンのような菓子)という単語を使って、「bun stuffed with bean paste」と言い表すことができる。


 英語表現・衣食住

日本には「衣食足りて礼節を知る」という言葉がある。衣服と食べ物が十分に足りて生活にゆとりができてこそ、礼儀や節操をわきまえられるようになる、と言う意味だ。
英語にもこれによく似た慣用句がある。「Well fed,well bread」である。fedはfeed(食物を与える)の意味、bredはbread(育てる)の過去分詞だから、「食物を与えられたものは、立派に育つ」という意味になる。
日本の慣用句と比べると、日本では衣服も重視されているが、英語では食物に重点が置かれていることがわかる。
日本では、生活に最低限必要なものとして当たり前のように「衣食住」をあげるが、外国の事情はちょっと違う。
英語にも「衣食住」に当たる表現はあるが、「food,clothing and shelter(housing)」(衣食住)の順に並べるのだ。どうも英語では、衣服や住まいより、「食」が優先されているようだ。
故郷を追われたり、作物の育ちにくい土地で暮らして来た歴史があるので、そんな苦しい状況では、衣服や家より食べ物の確保が先決だったということだろう。
 



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