英語で使われている単語等にはいろいろな意味があります。それを明快に楽しく解説しています。
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英単語・バッバ
英語でアメリカ南部で親しい人を「バッバ」と言うのはなぜか? アメリカ南部にいくと、男性が「バッバ(bubba)」と言う耳慣れぬ英語で呼ばれていることがある。これは男性同士、特に年少のものが年上のものを呼ぶときの南部独特の言葉で、「ブラザー(brother)」がなまったものである。 「ブラザー」には「兄弟」と言う意味のほかに、「仲間」「相棒」「兄貴」と言った意味もある。 この「ブラザー」は、地方によって方言化し、例えば「ブブ(bub)」と言えば、ブラザーがなまって、「坊や」と言う意味になった方言。これが南部に行くと、別のなまり方をして、「バッバ」となったのである。 英語でイギリスの国会議事録が「ハンサード」のなった感動的な出来事とは? イギリスの国会議事録は、「ハンサード(Hansard)」と呼ばれる。こう呼ばれるようになったのは、19世紀初頭からのことで、ロンドンの印刷業者ハンサードの名にちなむ。 ルーク・ハンサードは、18世紀後半から、イギリスの下院議事録の編纂・出版を請け負っていた。その議事録は、仕上がりが早い上に、正確なものだった。 ハンサードは、民間の印刷業者に過ぎなかったが、イギリス政府はハンサードの仕事に何度も恩恵を受けた。海の向こうのフランスで革命が勃発した時、イギリスでは極秘調査委員会が組織された。その報告書もハンサードは24時間で仕上げ、ピット首相の元に届けた。ハンサードの仕事は、余人を持って代えがたく、こうした実績から、イギリスでは国会議事録を「ハンサード」と呼ぶようになったのだ。 PR
英単語・英雄
英語で地図帳とギリシャの英雄「アトラス」との不思議な関係 地図は英語で「マップ」だが、地図帳となると「マップ」ではなく、「あとらす(atlas)」という。この「アトラス」は、ギリシャ神話に登場する巨人アトラスに由来する。 ギリシャ神話の巨人が、地図帳を意味する言葉になったのは、オランダの地理学者メルカトルが、地図帳を出版したことに始まる。 メルカトルは、航海図法に用いられる「メルカトル図法」の発明で知られるが、彼の編纂した地図帳の表紙や見返しには、地球を支える巨人アトラスの姿が描かれていた。 ギリシャ神話のアトラスは、オリンポスの神々との戦いに敗れ、罰として天空を両肩で支えなければならなくなった巨人のこと。メルカトルは、自身の地図帳に、天空ではなく地球を背負うアトラスの図を載せたのである。このメルカトルの地図帳は、やがて巨人「アトラス」の描かれた地図帳として知られるようになった。そして、地図帳そのものも「アトラス」と呼ばれるようになったのである。 英語でサインする時に突如現れるジョン・ハンコックって何者? アメリカで文書に署名を求められた時、「Please, put your John Hancock on it .」という文に出くわすことがある。「それにご署名お願いします」という意味なのだが、文中の「ジョン・ハンコック」氏の唐突な登場に戸惑うかもしれない。「ジョン・ハンコックさんなんて知らないのに、署名していいかどうか」と迷う人もいるだろう。 なのだ。 「ジョン・ハンコック」という人物名が署名を意味するようになったのは、アメリカ独立戦争にさかのぼる。ハンコックは、アメリカ独立のために活躍し、1776年のアメリカ独立宣言では、最初の署名者となった。その署名は肉太で、読みやすかった。そこから署名を求める文に「ジョン・ハンコック」の名を入れるのが流行り、根付いたのである。 今では「ジョン・ハンコック」以外に、「ジョン・ヘンリー」も同じように用いられている。
英単語・ジョッキー
英語で競馬の騎手「ジョッキー」のちょっと意外な由来 競馬の騎手のことを、英語では「ジョッキー(jockey)」と呼ぶ。これは、競馬の本家であるイギリス生まれの言葉だ。 かつてスコットランドでは、田舎の若者のことを指して、「Jock」と呼んでいた。「Jock」は、英語の人名「Jack」のスコットランド風になまった言い方である。スコットランドの田舎の若者には、馬商人が多かったため、いつしか「Jock」は、馬商人を意味する言葉となった。 馬商人に「ヘイ、ジョッキー」などと呼びかけているうち、馬に乗る人にも同じ言葉をかけるようになった。こうして、騎手は「ジョッキー」と呼ばれるようになったのだ。 英語でケチのことを「スクルージ」というのは、あの小説から 文豪ディケンズの「クリスマス・キャロル」の主人公「スクルージ(Scrooge)」の名は、有名になって名前そのものが一般化してしまった例である。 高利貸を営むスクルージは、ケチで強欲で人を愛することのできない老人。彼は、クリスマスを祝う人々の幸せそうな様子に我慢できないでいると、そこへかつての仕事の相棒、ジェイコブ・マーレイの亡霊が現れ、スクルージの過去、現在、未来を見せ、悔い改めさせる、というのがあらすじ。日本でも、クリスマスが近づくと、あちこちの舞台で上演される有名な作品だ。 スクルージの名前は、英語の「スクリュー(screw)」(無理やり取る)や「スクイーズ」(搾り出す)からの造語と考えられるが、作品があまりに有名なため、今ではスクルージというだけで、「ケチ、守銭奴」の意味になる。 「ベニスの商品」の高利貸しシャイロック(Shylock)が、「冷酷で無慈悲な高利貸し」の意味で使われているのと同様だ。 |
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