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英語で使われている単語等にはいろいろな意味があります。それを明快に楽しく解説しています。
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英語の「トラベル」と「トラブル」がにているのは、単なる偶然ではないようだ。昔の旅行は、不便で苦しいものだった。旅先では頼る知人もいないうえに、土地の事情もわからないから、とにかく不安がつきまとう。英語で旅を意味する「トラベル」の語源は、ラテン語の「トレパリウム(trepalium)」である。「トレパ」は、3つを意味する英語の「トリプル」の起源で、トレパリウムとは「3本の杭を使った拷問用具」のこと。それがやがて、「苦痛、骨折り」を意味するようになり、フランス語のトラバーユ(travail)を経由して、英語のトラベル(travel)になった。トラバーユには、今でも「労働、骨折り」などの意味がある。さらに英語では、「travel」から「trouble」が派生し、英語で「苦労、苦痛」を意味する言葉になった。旅とトラブルは、切っても切れない関係にあったからである。

英語で「お客様」と言いたいとき、英語にはさまざまな表現がある。英語で「ビジター(visitor)」「ゲスト(guest)」「クライアント(client)」「カスタマー(customer)」「パッセンジャー(passenger)」などである。
英語の「ビジター」は、ただの訪問者のこと。歓迎する客も歓迎しない客も、「ビジター」だ。他には、観光客の意味でも使われるし、また病院の見舞客の意味もある。
英語の「ゲスト」は、歓迎すべき客であり、招待客や賓客を指す。ホテルの宿泊客も英語で「ゲスト」である。
英語の「カスタマー」は、商店の顧客や取引先を指す。
英語の「クライアント」も、顧客や得意先を意味し、訴こうや弁護の依頼人もさす。
英語の「パッセンジャー」は、乗り物や飛行機などの乗客のことだ。

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英語で大きいを意味するのは、「ビッグ(big)」「ラージ(large)」「グレート(great)」などであるが、このうち、最も広い意味をもつのは、英語で「ビッグ」である。サイズでも数量でも規模でも、すべて、英語で「ビッグ」でOKだ。
これに対して、英語で「ラージ」と英語で「グレート」は限定的かつ具体的な意味をもつ。英語で「ラージ」は、面積や体積が大きいときに用いられるので、ファストフード店で、大きなカップのコーヒーを頼む時は、英語の「ラージ」を注文することになる。
英語で「グレート」は、規模や範囲が大きいときに使う。さらに驚くくらい大きいことを伝える時も、英語で「グレート!」だ。重要性を強調したいときには、英語で、「ビッグ」か、英語で「グレート」が使われる。例えば、その問題がいかに重要かを口頭で言うときには、英語の「ビッグ」だ。正式な文章では、英語で「グレート」のほうがよくつかわれる。また、英語で「話す」を意味する英単語には「スピーク(speak)」「トーク(talk)」「セイ(say)」「テル(tell)」などがあるが、それぞれ少しずつ意味が違う。英語で、最も一般的に使うのは、「スピーク」である。たった一語しか英語をしゃべらない時も、長々と英語を話すときも、英語で「スピーク」である。また、英語で「キャン・ユー・スピーク・イングリッシュ?」と尋ねるように、言語を話す能力を指すときも、英語で「スピーク」である。
英語で「トーク」となると、聞き手がいるときの話で、おしゃべりを指すことが多い。さほど内容のないおしゃべりなら、英語で「スピーク」より、英語で、「トーク」がよく似合う。
英語で「セイ」は、たんに口に出して言うこと。あるいは、英語を暗唱したり、復唱したりするときも、英語の「セイ」を使う。英語の「テル」は「告げる」という意味合いが強く、相手になんらかの情報を言葉にして伝えようとするときは、英語で「テル」となる。


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